AI、アルゴリズム取引等の流れはありますが、大衆心理はあるわけで、相場の本質はそこまで変化なくて、学ぶべき点も多く感じます。
投資において情報は不可欠ですが、同時に情報が多すぎてどのように得ればいいのか、どのように自分に情報をなじませるかが苦労する。
投資は孤独と向き合う部分も大きい。利益を出す手法に正解はなく、確率や統計、期待値の結果利益が出ている。利益がでている人たちと同じことをするのは容易ではない。
この本は新米トレーダーと金持ちトレーダーの二極化で話されているが、情報不足、慢心、思い込みの違いが大きい。
私は林修さんのこの話がとてもしっくりくる。
とはいえ歴史上人間の癖はなかなか克服できず、自分も同じような過ちを繰り返しているわけですが。分かったうえで失敗すると自分で自分のことに気づきやすい。
新米トレーダーは欲張りで非現実的な期待をする。
金持ちトレーダーは投資収益について現実的である。
新米トレーダーはストレスから誤った判断をする。
金持ちトレーダーはストレスを管理できる。
新米トレーダーは我慢できず、絶えず売り買いをする。
金持ちトレーダーは我慢強く、買いシグナルを待つ。
新米トレーダーは欲と恐怖心に動かされ取引をする。
金持ちトレーダーは取引プランを使う。
新米トレーダーは学ぶことをやめて失敗する。
金持ちトレーダーは市場について学ぶことをやめない。
新米トレーダーはギャンブラーのように振る舞う。
金持ちトレーダーはビジネスマンのように活動する。
新米トレーダーは全財産を賭ける。
金持ちトレーダーは注意深く取引量をコントロールする。
新米トレーダーにとっては、莫大な利益を上げることが最優先事項だ。
金持ちトレーダーにとっては、リスクマネージメントが最優先事項だ。
新米トレーダーは自分が正しいのだとむきになって思い込む。
金持ちトレーダーは間違ったとき、すぐに認める。
新米トレーダーは出口戦略がないために利益を手放してしまう。
金持ちトレーダーは利益が出ているうちに確保できる。
新米トレーダーの大多数はすぐに諦める。
金持ちトレーダーは成功するまで粘り強くやりつづける。
新米トレーダーは損をするたびに投資手法をころころ変える。
金持ちトレーダーはたとえ一時的に負けていても勝てる戦略を取り続ける。
新米トレーダーはその場の考えで注文を入れる。
金持ちトレーダーは確率に基づいて注文を入れる。
新米トレーダーは正確に予言しようとする。
金持ちトレーダーは市場が語り掛けてくることに従う。
新米トレーダーはトレンドに反した取引をする。
金持ちトレーダーはトレンドに従う。
新米トレーダーは感情に従い、劣勢に立つ。
金持ちトレーダーは優勢に立てるシステムに従う。
新米トレーダーはいつロスカットするべきか、いつ利食いするべきかわからない。
金持ちトレーダーは出口戦略を持っている。
新米トレーダーは利益は小さく、損失は大きくしてしまう。
金持ちトレーダーは利益は大きく伸ばし、損失は小さく切り上げる